特別編ー2 直流と交流の戦い

最近の日経新聞に「直流VS交流」という記事がのっていた。(2016-7月24日)

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タイトルは、「「電流戦争」 直流リベンジ?
再生エネの送電、高い効率
約120年前、電気を送る技術を巡る争いで交流に敗れた直流が再び脚光を浴びている。………
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記事の内容を一言で言うと、電気にかかわる技術で、長年の間送電(電気を送る技術)の方式では、交流が圧倒的に主流であったのだが、近年それが逆転し、直流ですべてをまかなう方向性が生まれてきたというもの。

世の中には、数十年ごとに新しい技術や動向が起こり、大きく人間の生活形態が変わることがある。

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思いつくままに述べてみると、

  • テレビの世界で、ブラウン管から液晶パネルへのシフト
  • 電気通信の伝送線路の世界では、マイクロ波通信から光ファイバへのシフト
  • 有線の固定電話から無線による携帯電話へのシフト
  • 大型コンピューターからパーソナルコンピューターへのシフト
  • 今、車がガソリンから電気自動車にシフトの過程にある
  • 家庭用の電気が、巨大な電力会社の独り占めが終わり、各家庭で太陽光発電による発電との混在にシフト(→スマートグリッド)

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この講義では、家庭で使われている直流と交流について基礎的な知識を集めてみた。

まず、直流と交流の言葉から、

AC(交流Alternate Current)

DC(直流 Direct Current)

の2種類がある。

交流は:電流の流れ方が常に変わる

直流は:一方向にしか流れず、常に電圧が一定している

また、

家庭のコンセント ⇒ 交流

乾電池やバッテリー ⇒ 直流

海外旅行をする時に、国ごとに電圧やコネクターが違っていることは知っているけど、なぜそんなめんどくさいことになっているのか?

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日本国内で、西と東で交流の周波数が50Hzと60Hzで異なっているってどういうことか?

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いくつか、不思議と思われていることについて、説明してみます。
これから先は、ページが多くなるのでスライドにまとめています。


 

直流と交流の基礎:
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