私は、学校の英語教育で発音のことを実践的に教えてもらった記憶がない。最近は日本の英語の授業も、変わったかもしれないが、そのことはさておき、日本語の発音と英語の発音では、どうしようもない違いがあることを、認識しよう。
ネット上で検索してみると、この点にフォーカスした書籍やCD付きの教材は少しはあるけれど、少なく、そして認知度は非常に少ないと思う。分類の仕方にもよるが、日本語にはない母音が17個、日本人にはやりずらい子音が10個ほどある。この数は、無意識のうちに自然と発音できるようになるには相当の訓練が必要だ。
前の投稿で述べたように、ここでは、実用一筋で、正統派の英語教育などやるつもりもないので、
全部をやることには反対だ。
そこで、どうしてもネイティブの人が「聞いてわからない」とか「間違って理解してしまう」ものだけに絞って、実践訓練を行うことをやってみよう。ポイントは3つある。
1. 発音が決定的に違うものがあることを明確に認識すること
2. 数を絞って、考えなくても自然とそれなりの発音ができるまで、徹底的に訓練すること。(完璧を求めてはいけない。最低限、相手がわかる、間違って理解しないレベルでよい)
3. 日本語発音でも「なんとか通じるやつ」は、とりあえずほっておく。つまりやらない。
私の、効率英語のベースにあるものは、3年かけて完璧に勉強するなどというやり方ではない。これは途中で殆んどの人が挫折するので意味がないと思う。やらなくてはならないことはたくさんあるので、各項目を最低限の内容に絞って、まず一通り短期間でやり通す。そして、一通り終わったら、もう一度このプロセスを繰り返す。
今考えている1プロセスの期間は、1ヶ月程度。
発音の矯正項目
日本語と全然違う発音をするやつら(有名だけど、自然と発音できるまでに訓練が必要)
1. th(θ) Think , Three, Bath, ..sink…..
2. 同じthだけど、濁るやつ This, that, father, …..
3. R と L Rise, real, …. Line, Live, ……right, light,…
4. f と v fun, fish, ….. Victory, voltage, ….
5. s と sh sit (すわる)と shit(くそ) sheとsee
6. しゃくれる「あ」 cat [kǽt] bat, …….
7. girl (あ~~~難しいよこれは)bird, turn, ……
まず、これを最低限の項目に絞って、毎日、単語の数を少なくして、徹底的に練習しよう。
大切なことは、「意識しなくても自然に口、舌がそのように動く」までやること。
繰り返しの訓練が需要なので、単語の数を少なくする。
説明をしてくれる人はネットで検索すればたくさんいらっしゃる。
従って、このページでは説明は、省いている。
ただし、何度も言うように、このようなプロの方々は、詳細に渡り全部やってくれるので、受ける側は、普通は途中でついていけなくて辞めてしまう。
私は、その点をBreakthroughしたい。できる範囲に絞り込むことを提案したい。
一例として、次の動画を見てもらいたい。私はこの先生にも教えてもらったことがあるし、とても詳細に渡り正確に説明してもらうので、いい先生だと思いますが、問題はこれだけ詳細になってくると、途中で挫折してしまうことです。
自分が本格的な通訳者となって生計を立てる人には、とてもいいのですが、普通はそこまでいらない。もっとつきつめると、限られた時間でこの先生の授業の1/10マスターすれば、以前の自分から数倍レベルアップできるし、ぎり実用レベルになれるわけです。私が、上記で発音を7つに絞っている意味は、とても重要だと思います。(発音の先生には申し訳ないですが)