効率的な英語コミュニケーション能力アップの方法 プロローグ

進学塾と留学の体験から

私は、縁あって、受験生の為の進学塾の講師をして愕然としたことがある。それは、高校生だったがThinkをSinkとあたりまえのように全く同じ発音しているし、この違いについて学校で教わったことが一切ないと言われたことだ。

また、海外の語学学校に留学中のことだが、同じクラスに日本の有名大学からの学生も何名かいたのだけれど、英国人の先生に何度も何度も発音を言い直しさせられているのを見てきた。

興味深いことは、この留学したクラスでは、グラマーも当然教えられるが、グラマーの筆記試験になると日本人学生は、突然に、超優秀さを発揮し誰よりも早く正確に終わらせてしまうことだった。

上記の2つの体験から、日本人のほとんどの学生が何年も英語を勉強しているにもかかわらず、英語のスピーキング能力が著しく低いこと、そしてその矯正のために、通常の学校での英語とは別に英会話学校に別途通わなければならないことがよくわかった。

しかし、大学を出て就職してから、問題の深刻さに気がついて、英会話学校に行こうとしても現実は厳しい。まず、時間が十分にはとれない。お金もかかる。したがって途中で挫折する。

この問題に、現在は完璧な解決策はないと思うけれど、少しでも役に立つ方法はないものかと考えてみた。

アマゾンでこの手の書籍を検索してみれば、たくさん出てくる。ほとんどのタイトルが「なぜ日本人は英語ができないのか」となっている。

このブログで述べることは「効率的な英語コミュニケーション能力アップの方法」で、一つの私の解決案をまとめたものだけれど、これは同じように考えている他の人の意見も考慮し、エッセンスのみに絞り込んでいるので、かなり有効な方法ではないかと思っている。

大きく他の有名著者との違いは、実現可能を最優先にしているので「偉い人は思ってても公言できない」ことを言っていることだ。

対象となる人達

私の対象とした人は、(若年層、幼児向け、TOEIC受験向け、などとは違っているので注意願います)

長年受験勉強中心に英語を勉強してきて、既に、カタカナ受験用英語が身についてしまっている大学生や社会人達。

この状態の人達が陥っている問題点は、

1. まず、英会話を勉強し直す時間が圧倒的にない。(たとえば仕事の合間しかない)

2. 受験用の筆記型試験、文法中心、カタカナ発音が体に染み付いてしまっている。

3.   自分は英語ができると確信しているので、致命的な問題があるとは思えない。(ちょっとやればできると漠然と感じている)

3. 英語で実際に(Speaking)コミュニケーションができない理由が明確にわかっていない。

4. 解決策がわからない。矯正にどれだけ多くの時間がかかるかわかっていない。

 

 

対策案 3 Key points

重要なポイントは、3つ。

1)発音、イントネーション、コントラクション(短縮)が日本語と大きく違うことの理解

2)スポーツや楽器と同じ練習方法に変える

3)時間がないので、重要なこと(練習)のみにしぼり、後は(当面)捨てる

 

以下、やり方について何回かのステップで説明するけれど、Youtubeで見つけたとてもいい動画があるのでこちらに掲載する。この人は問題点を3つに絞っていて、特に英語をピアノの練習と同じようにしなければいけないと言っている。とても重要なポイントをわかりやすく言っている。また、受験英語についても言及している。18分と少し長い動画だけど、是非見てほしい。

 

 

 

 

 

 

 

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