イエローナイフに行ってきた
バンクーバーの滞在中に、休暇を利用してイエローナイフに行ってきた。わずか4日間の短いトリップだったが、幸運にも素晴らしいオーロラを見ることが出来た。
この素晴らしいオーロラについて、以下まとめた見たので皆さんの参考になれば幸いです。
なぜイエローナイフ?
カナダ北西部ノースウェスト準州の州都であるイエローナイフは、北極圏に近く冬の天候が安定していること、オーロラが多く発生するオーロラベルトの真下に位置していることから、世界屈指のオーロラ遭遇率を誇ります。
その遭遇率は、3日間の滞在で95%!世界中から多くのオーロラハンター達が集まることで知られています。
イエローナイフのオーロラは質が高いことでも有名。月に数回、ブレークアップと呼ばれるオーロラの爆発現象が発生します。
四方八方から色とりどりのオーロラが現れ、天空で光が破裂したかのような絶景が広がります。

また、イエローナイフでは夏にオーロラ観賞を楽しめる土地でもあります。オーロラの発生条件は「天気が良く、雲がないこと」「空が暗いこと」「太陽活動が活発であること」の三つ。実は寒さは関係ありません。
夏には湖が凍っていないため、運が良ければ湖面に映る「逆さオーロラ」を楽しむことが出来るでしょう。
ところで、イエローナイフってどこ?
日本から行くと、結構遠いし、旅費がかさむ。
バンクーバーからだと、そこからまだ1500Kmもあるので、覚悟が必要だ。
Google mapでみると、Great Slave Lakeという巨大な湖(海?)の北の端に位置している。


飛行機会社も国内線はいろいろあるので、ネットで調べてみよう。
いつがいい?
イエローナイフのオーロラのシーズンはふたつ。冬季の11月中旬~4月もしくは、夏季の8月中旬~9月らしい。それ以外の時期は、日照時間が長かったり天候が安定しないため、オーロラ観賞に不向きとのこと。
私が訪問したのは11月末、少し早いかと思ったけれどよく観ることが出来ました。
条件さえ整えば、オーロラは年中見ることができる。その条件を調べてみると、
・雲がなく、天気が良いこと。
・空が暗いこと。
・太陽活動が活発であること。
イエローナイフ、ホワイトホースの2箇所がオーロラ観賞地として一般的。専門家によると、
冬季<11月中旬~4月>
平均気温は氷点下。一番寒い1月には-30℃にもなる日があります。
スキーウェアの上に着る専用の防寒具をレンタルが必須。
その代わり、日没が早いためオーロラ観賞時間が多くとれること、また、犬ぞりやスノーモービルなど冬ならではのアクティビティを楽しめるメリットがあります。
冬の寒さはハンパではありません。スキーウェアなどは全くの役立たず。現地では極地専用の防寒具をレンタルしているので、その利用が必須。この防寒具の利用で、寒さはかなり軽減されますが、日本で着ている冬物が利用できる夏シーズンの方が気軽であることは間違いありません。
夏季<8月中旬~9月>
平均気温が15℃前後と、東京の初冬くらいの防寒対策でオーロラを楽しめることが最大のメリット。
湖が凍らないため湖面に映る逆さオーロラを観賞するチャンスもあり、周辺のハイキングも楽しめます。
その代わり、日没時間が23時頃と少し遅く、飛行機のチケットも高くなります。
夏はツアー開始時間が遅いというのもマイナス。23時の出発までの時間、少し間延びしてしまいます。その他、オプショナルツアーや他の観光地の組み合わせなども、考慮すべき点がありますので、オーロラ以外に何かしたいことがあれば、シーズンを決める前に、そこを明確にした方が良い。とのこと。

オーロラビレッジ
イエローナイフはその準州最大の町ですが、それでも人口2万人足らずの町。道路はありますが、他の大都市からの移動は航空機が主流で、陸の孤島といっても過言ではないほどの遠隔地にあります。
町の中心ダウンタウンは徒歩で歩いてまわれる広さ。主要ホテルも大半がダウンタウンにあるので、バスなどを利用する必要もありません。空港から町へのアクセスも良く、移動時間はクルマでわずか10分というコンパクトさです。

イエローナイフでオーロラが見られる確率は、3泊して1回でも見られるという確率が約95%。他の観賞地と比較しても、数値がずば抜けて高いというわけではないのですが、ただ、違うのは「質」! 一般的にオーロラと言えば、空に漂うカーテン状のものだと思いますが、これはイエローナイフでは「並」クラス。最上級は「ブレイクアップ」と呼ばれるもので、空の四方八方から緑、黄色、オレンジ、紫など色とりどりのオーロラが出現し、天空で花火のように爆発! ガイドは幸運にもイエローナイフ訪問時にこのオーロラを見て、度肝を抜かれました。月に数回、こうした大規模なオーロラが見られることこそ、イエローナイフの真骨頂なのです。
今回、このブレークアップを見ることができました!!

イエローナイフには、オーロラを観賞するための専用施設「オーロラビレッジ」があります。オーロラが出現する深夜までの間、カナダ先住民の住居「ティーピー」で温かく過ごして待つことができます。
また、冬季のオーロラ観賞に特に嬉しい設備も。顔だけ出して体はぽかぽか、360度回転&180度のリクライニング機能がついた「オーロラこたつ」とかもあるとのこと。

最果ての地なので、広く世界に知られているようなデラックスなホテルはありませんが、政府機関が集まる州都ということもあり、十分な設備を持ったホテルがいくつかあります。
トリップアドバイザーなどで調べてみましょう。
イエローナイフ ホテル Yellowknife
オーロラビレッジの場所